子どもの学資保険について

学資保険とは何か

子供が生まれて間もなくするとどこからともなく勧誘をされるようになるのが学資保険です。

学資保険とは簡単に言えば子供に将来かかることになる教育費を貯蓄するための目的で行う金融商品のことです。

学資保険の勧誘は生まれた瞬間から受けることもよくありますが、これは節目となる年齢に達したときに祝い金として受け取ることができるようなしくみをとっていることもよくあるからです。

学資保険にも大きく二種類があり、それぞれの学校に進学するタイミングで払い戻しがあるタイプと、途中一切払い戻しはないものの高校卒業時に一気に多額の金額を受け取ることができるというタイプです。

当然のことながら一括で受け取る後者の方が受け取ることができる金額は高くなるのですが、どちらがよいかということは各家庭ごとの教育プランにもよりますし、必要となる金額も異なるので一概に決めることはできません。

学資保険は一応「保険」という名称がついていますが実際には「保証機能付き定期預金」という側面が強く、保険者が健康できちんと保険料の支払いができていれば満期時のプラスマイナスはほとんど差がないということがよくあります。

ただし契約期間中に保険者が事故や病気により支払いを継続することができない状態になってしまった場合には、契約をしていた内容により支払いを継続していたのと同じ金額を受け取ることができるようになっているという保険契約があるところが大きな特徴となります。

何をポイントに学資保険を選ぶべきか

学資保険は「ソニー生命」や「明治安田生命」「フコク生命」といった有名な生命保険会社を中心に多く提供されています。

「かんぽ生命」などはかなり多くのプランを用意してそれぞれのの過程に合わせた保険のプランを提示してくれるようにもなっており、生まれて間もない子供のいる家庭にとっては非常に悩ましいところです。

数多くある学資保険ですが、選ぶ時にまず大きなポイントとなるのが「返戻率」と「保険料」です。

「返戻率」は学資保険だけでなく各種の保険でも多く指標とされる数値であり、単純に説明すれば支払った保険料に対してどのくらいの割合の金額が戻ってくるかということを示しています。

返戻率はその時期や契約内容によって大きく異なりますが、特に高いとされているソニー生命や明治安田といったところのプランでは110%を超える大変優秀な数値が出されています。

同じ保険会社であってもどういったプランを選ぶかによって数値が異なるということもよくありますので、ブランド名に惑わされずしっかり欲しいプランから比較をしていくようにしましょう。

郵便局一極の時代は終わりました

ほんの数年前までは、学資保険といえば郵便局の行う現でいう「かんぽ生命」のものが一番人気として不動の地位に君臨していました。

地域の郵便局というのは以前より地域との密着性の高い運営をしてきましたので、新たに出産があった家庭の情報もキャッチしやすく、安定性や信頼性から多くの人から選ばれることとなっていました。

しかし現在では郵政民営化や分割が進んだことにより、以前ほどのネームバリューは薄くなり、他のよりお得な返戻率やオプション契約のある学資保険が選ばれるようになってきました。

ただ学資保険は0歳から加入して20歳で満期というような長期的な契約となるのが通常であるので、契約者にとってはその途中で保険会社が倒産などとなってしまわないかという不安があります。

そうしたことも考えつつ、安定性と収益性から加入する学資保険を選ぶということが大切になります。


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