結婚し、家族ができたら準備をしたいのがマイホーム。しかしマイホームはこれまでにない多額の資金が必要になり、今後のライフスタイルが定まってきてしまうほどの、大切な決断が必要になってきます。ですから、じっくりと考え、検討することが大切です。そこで先ずは建築の勉強からしていきましょう。
建築の歴史から住環境を考える
インテリアコーディネーターとして勤務するために資格を受験するときには、かならず住宅や建築についての知識を学習しなくてはならなくなっています。
日本国内における一般的な住宅様式は明治以降から確立してきたものですが、第二次大戦という大きな損壊を経験することにより、近代的な新しい住宅もまた大きな流れとして登場してきました。
また日本においては建築家や設計士として勤務する人のレベルが大変に高いこともあり、年々新しい技術による建物が登場してきています。
インテリアコーディネーターとして勤務をする場合には、まずはそうした過去からの住宅様式の流れをしっかりとつかんでおくことで、これからの住宅に求められることを探して提案していくことが求められます。
21世紀の住まいづくりのポイント
数十年前までは一般的な人のライフスタイルとして結婚後に新築住宅を購入し、そこで自分の家を持って家族で生活していくということが定着していました。
そのことあり、昭和40年台には住宅普及が十分でないことが国家的な課題であった状況は、平成10年には住宅総数が総世帯数を上回るという「1世帯1住宅」が飽和状態を迎えています。
しかしその飽和状態が起こってしまったことで、今度は逆に空き家問題や狭小住宅の発生といった新たな問題を生み出すことになっています。
現在では空き家が放置されっぱなしになることにより、地震や河川の増水といった自然災害時に他の住宅にまで被害を及ぼす自体が生まれています。
そのため今後は空き家をどう利用していくかや、古い住宅を壊さずにどう改築やリノベーションをしていくかということが重要な社会的課題となってきています。
他にも、空き家が出たことにより、その土地をどうするかという問題も出てきており、借地権の売買についても把握しておく必要が出てきます。
借地権の売買を専門とする業者もあり、売却する場合にはこの買取業者に依頼したほうがスピーディに手続きができるのが特徴です。
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インテリアコーディネーターとして勤務をする人にとっては、そうした中古住宅や土地の権利などの知識をもって新たな提案をしていくための能力が求められます。
改築時には安全面についての知識も必要
またインテリアコーディネーターとして必要な建築の知識としてもう一つ重要なのが、耐震性に配慮をしたレイアウトです。
古い住宅をリフォームするような場合には、柱や壁を取り払い広い空間として作りなおすという方法も一般的ですが、それらを行うためには耐震性を損なわないような工法や設備についてしっかりと知識を備えておくことが必要になります。
近年ではすぐれた工事技術が確立されているので、それまであった柱や壁をとっても耐震性を維持できるようにもなっています。
改築をするときにはどこまで行っても安全面に変化がないかということを回答できるよう、しっかりと知識を学習しておきたいところです。