お金が貯まらない人にありがちなこと
同じ会社で働いていてほぼ同じくらいの給与をもらっているだろう人同士であっても、月末の残金にはかなり違いが出ることがよくあります。
普段からこつこつ貯蓄や金銭管理をしている人にとっては月末でもきちんと余裕のある状態なのに、方やすでに何日も前に使い果たしており給料日前日にはお財布には数百円ということもあったりします。
金銭感覚は恋人選びや結婚相手の条件としても上位にランクしてくるその人の人間性を決める重要な要素です。
お金の使い方のうまい・下手というのは単に計算が得意・不得意といった能力ではなくもっと深い性格面が関係していることがよくあります。
お金を貯めたいと思っていつつも貯めることができないという人にありがちな性格的特徴としては、「計画を立てるのが苦手」「楽な方を選ぶ」「整理整頓が苦手」といったことが挙げられます。
またそれらの性格の延長として「ストレス耐性が低い」ことや「自慢話・見栄が多い」ということもしばしば現れます。
このように書くと悪いことばかりのようですが、ポジティブな面としては「楽天家」であったり「深く物事を思い悩まない」ということが挙げられます。
しかしながらそもそも「江戸っ子は宵越しの金は持たない」とばかりにお金を貯めたいと思っていないというならともかく、本人としてはお金を貯めたいのにそれが実現していないというところで人間的な評価はあまり高くはならないでしょう。
収入の多さが必ずしも貯蓄額ではない
しばしばニュースでは大きな会社の経営者や管理職員、政治家などが会社や公金に手を付けて横領で逮捕されるというニュースが聞かれます。
そうした人たちは一般のサラリーマンと比較して数倍もの収入を得ているはずなのに、それでもなおなぜ自分のものではないお金に手を付けようとするのか不思議に思えてしまうところです。
収入が高いほど貯蓄額が高くなるという傾向は間違いことではありますが、実はそれと個人の資質である「お金を貯める能力」はまったく別であったりします。
仮に月収100万円の人がいたとしても、月にかかるコストが150万円ならば毎月50万円ずつの借金ができていきますし、月収15万円の人であっても月のコストが10万円ならひと月ごとに5万円ずつ貯蓄をしていくことができます。
単純な計算ですがこの収支のコントロールをすることができるかどうかが資産とは異なる個人の「お金を貯める能力」ということになります。
お金を使う場所にメリハリをつける
お金を貯める能力というといつもケチケチしてせせこましい生活をしている人のようにも思えますが、それは正しくありません。
上手にお金を貯めることができる人というのは、案外定期的に大きな買い物をしていたりするからです。
かなりお金の使い方がうまい上級者になってくると、今の自分の資産状況をきちんと把握することができるだけでなく、それを「何のために使うのか」という目的までもを明確にしていたりします。
そのためには日頃、どんなことにお金を使っているのか把握しておくことが大切です。
特に固定費は知らず知らずに増えていることがあり、その中でも保険関連のお金は年齢と共に負担額も増加します。
例えば自動車保険と言っても様々な保険会社から、多様なプランが発売されています。
何年も前と同じだけのお金を払っていても実際受けられる補償内容が異なっており、損してしまうこともあるので、できれば定期的に見直すようにしましょう。
最後に、貯蓄も確かに大切ですが、そのために大切な人へのお祝い金を渋ったり、やりたい趣味を我慢し続けるというのは人生の質そのものを下げることになってしまいます。
人は誰もストレスだけの生活を長く送ることはできませんので、心身を健康に保つには定期的にガス抜きが必要です。
お金を貯めるということはそれをいつか何らかの形で使うということなので、そこまでを考えてえ貯蓄のためのプランを練っていくようにしたいですね。