誰にでも必ず訪れる時
ある日突然、身近な人の訃報を聞いて驚いた経験をお持ちの方も多いはずです。
ついさっきまで元気に過ごしていた方が、突然の病気や事故が原因で死に至ってしまうというケースは少なくありません。
身近な人の葬儀は非常に悲しいものですが、同時にお金が必要になることも考えなければいけません。
人間は生まれてから死ぬまでの期間は個人差があるものの、誰にでもいつか死が訪れるのは間違いありません。
永遠に生き続けることは不可能なので、自分が死んでしまった時のことを考えておく必要があります。
葬儀にかかる費用
自分が死んでしまえばその時点で終わりだからどうでも良いという考え方ではいけません。
日本の場合は亡くなった人をそのまま放置しておくわけにはいきませんので、きちんと火葬を行って弔う葬儀を行うのが一般的です。
どのような葬儀を行うのかによっても異なるため、葬儀費用をどのくらい用意しておくべきなのかはあらかじめ葬儀内容を考えておくことが大切です。
東京都の場合は最低でも約20万円は葬儀費用が必要と言われています。
この金額はあくまでも火葬だけを行う費用として計上しています。
単純に火葬を行うだけでなく、最低限必要な費用を見積もった結果算出される金額になります。
一般的には宗教的な行事として葬儀を執り行う事が多いため、通夜と告別式を行う場合が多いです。
場合によっては通夜の前日に仮通夜を行ったり、枕飾りをするなどの準備が必要です。
最近はこれらの宗教的儀式を簡略化して一日葬にするケースや、葬儀の参列者を家族だけに限定して行う家族葬、多くの方に見送ってもらうことができるようにする一般的な葬儀など様々な形の葬儀が行われています。
当然ながらそれぞれ葬儀費用が異なるものです。
大きな会場を借りて盛大な葬儀にしようと思えば、数百万円単位でお金が必要になります。
費用を抑えようと一日葬や家族葬にしようと考えていた場合でも、何かとお金が必要になって100万円くらい必要になってしまったというケースもあります。
葬儀費用に関しては、ケチったり値切ったりするものではないと考えている方が多いため、特に自分の近しい間柄だった方の葬儀については世間一般的な葬儀よりも良い葬儀で送り出してあげたいと考える方が多いです。
葬儀会社に依頼すると、何かと細かい費用が発生するので嫌だと考える方もいますが、やはり最後の旅立ちを悔いのないようにしてあげたいという思いを大事にするなら葬儀会社に依頼した方が間違いないと考えられます。
自分の葬儀はこんな形にしてもらいたいという要望を含め、必要な費用を準備しておく終活は、できるだけ早めに検討することが大切です。