死亡原因トップ3に入る危険な病気
現代の日本は非常に豊かな生活を送ることができるようになりましたが、その代償として大きな問題になっているのが生活習慣病になる方が急増している事です。年齢と共に体力が衰えるようになると、若い頃には何でもなかったような症状が重病へと発展する可能性があります。
生活習慣病が恐ろしいのは、年配の方だけでなく比較的若い年代の方でも発症する可能性があることです。現在、様々な生活習慣病が存在していますが、特にがんや心疾患、脳疾患などが原因で最悪の場合死に至ってしまいます。命が助かっても後遺症が残って以前のような生活ができなくなる可能性があります。このような事態を避けるためにも、日頃から生活習慣病への備えを万全にしておく必要があります。
年々増える患者数
生活習慣病と呼ばれている病気の中でも一番多いのが高血圧症です。
一説によると、高血圧症患者は約4000万以上も存在していると言われています。このうちきちんと医師の指導を受けながら投薬治療を受けている方もいますが、正常な範囲内でコントロールできている方は半数にも満たないとされています。年齢を重ねるほど高血圧症になるリスクが高くなりますが、近年は30代や40代など若い年代でも高血圧症と診断されるケースがあります。
他にも高脂血症や糖尿病など複数の生活習慣病を併発している方もいます。年々確実に患者数が増えているため、異常を感じている方は早めに病院で診察を受けて治療を開始すること、現在は特に症状が見られない方は生活習慣病を引き起こさないように日頃から注意しましょう。
リスクを下げるならば禁煙を
最悪の場合は死に至る病気を引き起こす生活習慣病は、その名の通り生活習慣の乱れが発症の原因になっています。
特にリスクが高いのが喫煙習慣です。タバコにはニコチンやタール、一酸化炭素などいかにも体に悪影響を与えそうな有害物質がたっぷり含まれています。これらの有害物質を毎日定期的に体に取り込んでいるのですから、体調を悪化させるのは当然の結果とも言えます。喫煙週間がある方は、真っ先に禁煙に取り組むことが大切です。
生活習慣病が怖いから15mgから1mgに変えるなら大丈夫?と思っている方もいますが、有害物質を取り込んでいることは変わりないので意味が無いと考えてください。それでもいきなり止めてしまうのは大変なので、少しずつ禁煙できるようにしてください。
食生活の改善も有効
ほかに注意するべきなのは、食生活の栄養バランスや量、毎日続ける運動、しっかり睡眠時間を確保する、ストレス解消をするなどです。基本的には規則正しい生活を心がけていれば、生活習慣病が発症するリスクを下げることができるでしょう。
ですが、これらの生活習慣を正すのは、忙しく働く社会人にとってはとても難しく、とりわけ栄養バランスを考えた食事を日々用意するのも容易ではありません。そのため、サプリメントや食材の宅配サービスなどを利用して、乱れた食生活や栄養バランスを補うことを検討しても良いでしょう。ある程度のお金こそ必要になりますが、健康の維持に役立てることができます。