国の年金だけでは不安!
定年を迎えて退職をすると、当然ながら給料収入がなくなります。
老後の生活を支えるために、日本には公的年金が支給されるという制度が存在しています。
しかし、現在の年金額は決して高い水準とは言えず、ギリギリの生活を強いられている高齢者が多いのです。
今後は更に年金の支給額が下がっていくと見込まれているため、生活に不安を感じている方がたくさんいます。
10年後、20年後など今後公的年金を受け取る予定の方では、老後の生活を安定させるためにも働いているうちにしっかり貯金をしておくことが大切です。
貯金はどちらかと言えば自分の意思でお金を貯めていくため、思うように貯まっていかないと感じられる場合があります。
半強制的に貯金のように老後の生活資金を用意できるのが個人年金保険です。
個人年金保険の加入率は増加傾向にあると言われています。
公的年金はあてにならないから、自分でしっかり準備しておきたいと考える方が多いです。
参考:個人年金保険の加入率
年齢を重ねるほど現実的に
比較的若い世代の方は、自分の老後について具体的なイメージが湧かないため個人年金保険にも興味がないという方が多いです。
特に独身の方はあまりしっかりと考えずに過ごしている方が多いです。
若い世代の方でも結婚をして子育てをしている方の場合は個人年金保険にも関心を持ち、積極的に加入を検討するようです。
やはり守るべき立場の家族が増えるほど、自分の将来に不安を感じるだけでなく、自分の身に何かあった時のことを考えて準備をしておこうと考える方が多いです。
ある統計でも30代前半の方で個人年金保険に加入している人は10%前後ですが、40代前半になると30%近くの人が個人年金保険へ加入しています。
実際には加入していなくても、これから加入を検討しているという方も含めると相当な割合になると考えられます。
刻々と定年退職の時が近づいてくるほど、退職後の生活が見えない状況になってしまう方が多いです。
加入している個人年金保険のタイプ
個人年金保険にはいくつかの種類があり、家族構成やお支払いする保険料の掛け金によって選び方が異なります。
例えばご夫婦で老後に必要な年金を確保したいという場合、どちらかが先に亡くなってしまった場合でも変わらずに一生涯年金を受給できる夫婦年金が存在しています。
夫婦が別々の保険に加入している場合は保険料が高額になるものですが、夫婦年金に加入していると保険料を抑えることもできます。
ただし、この場合は年金を受給できる年齢まで仲良睦まじい夫婦で過ごしているなら問題ありませんが、離婚をした場合については契約者が有利になる可能性があります。
場合によっては契約者ではない一方が、夫婦年金として受け取るはずだった金額を受け取れない事態になる可能性があります。
個人年金保険によってメリットやデメリットがあるため、それぞれをしっかり考慮しなければいけません。