お金の価値観を合わせるという必要性
数年前のバラエティー番組内で、離婚原因の第一位が「お金」とされたことに大きな衝撃を受けたという人は多いようです。
その番組内では生活のためのお金が減ってくるとその分争いが多く起こり、それが離婚の原因となるというふうに紹介されていたようですが、実際の問題はもっと深いところにあると考えられます。
つまりお金に対する価値観というのはそのままその人の社会生活に対する価値観となることが多く、そもそも論として金銭感覚が合わないカップルは長く結婚生活を維持することができないという傾向が見られています。
お金がなくても愛があれば大丈夫、という気持ちもわかりますが実際問題としてお金を原因とした離婚や別居が起こっているという事実はしっかりと理解をしておいた方がよいといえます。
そうした金銭感覚のずれを深刻化させないためにはまずは普段から家族でお金についての話し合いをしていくことが重要です。
どうしてそれを使うのかということを考える
夫婦でお金の価値観について考える場合、曖昧なやり方では逆効果です。
日本における夫婦というのはどういうわけか結婚して時間がたつごとに会話が減り、お互いを理解しようとするコミュニケーションが減るという傾向があるようです。
しかしお金の問題というのはそれぞれの価値観のすり合わせにもなる重大な問題であるため、あまりちゃかしたりごまかしたりせず真面目な場所を作って話し合うことがよいです。
その際家計においてなぜその金が必要であるかということを夫婦間で話し合うようにしていけば、少なくとも個人での無駄遣いを防いだり、あらかじめ金銭が使われたということを察知する手掛かりになります。
これも一般的な傾向ですが、ケンカが絶えない夫婦というのはお互いが常にお金に対しての不安を抱えていることが多く、お金の不満を相手にぶつけるということがよくあります。
ですのでもし今現在話をしてもなかなか仲直りができないということなら、まずはお金について根本的な価値観から話し合ってみる方がよいかもしれません。