意外な出費が多いものです
老後のセカンドライフを思う存分楽しもう!と意気込んでいる方は、生活費の予算をしっかり考えるようにしてください。
思っていた以上にお金が必要になり、生活するので精一杯になる場合もあります。
夫婦二人暮らしの場合で老後に必要な生活費は、平均すると約26万円と言われています。
何も贅沢をしないで、ただ生活をするだけに徹する場合で考えてみると、平均で約16万円とされています。
ただ生きていくだけの生活では、当然ながら飽きてしまいます。
仕事もしていないと生活に張り合いがなく、残りの人生が詰まらないものだったと感じられるかもしれません。
現役時代は脇目もふらずに仕事を頑張り続けて、ようやくゆっくりできる時間を得られるようになったのに、趣味で過ごすためにお金も捻出できないのは寂しいものです。
また、年齢を重ねるほど病気のリスクも高くなるため、入院や通院を重ねるほど医療費がどんどん高くなります。
介護が必要な体になってしまうと、更に上乗せされてお金がかかってしまいます。
このように老後に必要な生活費をシュミレーションしてみると、想像していたよりも多くお金が必要になることがわかります。
できるだけゆとりのある生活を目指し、引き締めるお金と使えるお金をよく見極めるようにしてください。
生活費の内訳を考えてみましょう
実際に老後の生活費はどのくらい必要なのか内訳を考えてみましょう。
まず生きるために必要不可欠な食費は、老夫婦二人の場合は大体3万円から5万円程度あれば十分だと考えられます。
年齢を重ねると食べられる量も減り、体のことを考えると暴飲暴食を避けようとするため必然的に若い頃よりも食費は減っていくと考えられます。
残された人生は少ないのだから贅沢をしようと高級な食べ物ばかり好んでいると、当然ながら食費がかさんでしまいます。
住まいの費用として、水道光熱費や家賃、住宅ローンなどのお金が必要になります。
水道光熱費についてはライフラインに必要不可欠な経費なので、できるだけ無駄使いをしないように気をつける事しか節約できません。
賃貸の場合は常に家賃が発生しますが、マイホームとして住宅ローンを抱えていた方は完済するまで支払いの義務が生じます。
全て完済していれば住居費が必要ないため、大幅に生活費を削減できます。
その他の細かい費用としては、医療費や交際費、被服費などが必要になります。
高齢になるほど病院に通うことが多くなり、医療費が高くなる可能性があります。
これらの費用を全て含めて、生活費としてどのくらい必要になるか予算を立ててみましょう。
今までかかっていた金額も参考にしながら、ある程度ゆとりのある暮らしを続けるためにはどのくらいお金を準備しておくべきか考えてみましょう。